目が覚めると、決まって社長(ペットの名前です笑)がいた。布団の端に顎を乗せて、じっとこっちを見ている。目が合うと尻尾だけがゆっくり動く。毎朝のことだったから、いつか当たり前になって、いつかいなくなった。
かわいがったぶんだけ、ロスも大きくなる。これは誰かに言われたわけじゃなくて、いなくなってから自分で気づいたことです。最初の一週間、本当に何もできなかった。犬一匹のことでって思う人もいるかもしれないけど、毎日一緒にいた存在がいなくなるって、こういうことなんだなと。後悔とはちょっと違う、でもとにかく空白が大きかった。
ロスをした話をすると、新しい子を迎えたらという話になることがある。「動物を動物で埋める」みたいな言い方をする人もいて、最初はその言葉があまり好きじゃなかった。でも私は、魂は残っていると思っているんです。別の身体に入ってくることもあると。信じるかどうかは人それぞれだけど、私にはこの考え方が合っていた。
実際、新しい子を迎えたとき、社長がよくやっていた動きをその子もするんですよ。たまたまかもしれない。偶然かもしれない。でも私には、どこかで重なって見えた。
こういう考え方が合う人もいれば、違う人もいると思う。ものは考えようだし、正解もない。ただ、同じようなことを感じている人がいたら、参考になれば嬉しいです。かわいがったことは後悔していない。むしろ、あれだけかわいがれてよかったと、今は思っています。