老犬ホームとは|サービス内容と、施設に確認したいこと

鉛筆画調のシニア犬イラスト(老犬ホームとは|サービス内容と、施設に確認したいことのアイキャッチ)
目次

老犬ホームを利用する方

老犬ホームは、家族の生活スタイルやお子の状態に応じて、次のような幅広い家庭で利用されている預け先です。

  • ご家族が入院・長期出張で不在になる時期がある家庭:数週間〜数ヶ月の一時的な預かりを利用するケース
  • 共働きで日中の見守りが難しい家庭:デイサービス型(日中預かり)を平日だけ利用するケース
  • 単身の飼い主さまで、夜間の対応に不安がある時期:短期または継続の見守りとして利用するケース
  • 高齢のご家族で、日々のケアを外部と分担したい家庭:長期または終身型を利用するケース
  • 持病があり、投薬や食事管理のサポートを受けたい家庭:医療連携のある施設を選ぶケース

いずれも「暮らしのなかで預け先が必要になる」場面での選択肢のひとつです。老犬ホームの利用は特別なことではなく、家族の状況とお子の状態に応じた選び方があります。

老犬ホームとペットホテルの違い

老犬ホームは月単位・終身の預かりを前提とし、ペットホテルは数日〜1週間程度の一時的な預かりが中心です。

ペットホテル 老犬ホーム
預ける期間 数日〜1週間程度の短期 数週間〜数ヶ月、あるいは終身までの長期
想定する対象 健康な成犬を主な対象としている施設が多い 高齢期・介護期の犬を主な対象としている
料金の考え方 1泊単位が中心 月額プラン・終身プラン・短期プランなど施設ごとに幅がある
面会 短期のため面会を前提としない施設が多い 面会頻度や写真・動画レポートを組み込んでいる施設が多い
医療的ケア 投薬対応の可否は施設ごとに分かれる 投薬・排泄介助・食事介助などの介護対応を組み込んでいる施設が多い

この2つの中間にあたる預け先として、1週間〜1ヶ月程度の「ショートステイ」、日中預かりのみの「デイサービス」、自宅を訪問する「訪問介護」型のサービスもあります。まずは必要な預かり期間を考えたうえで、対応可能な施設を探していく流れになります。

サービス内容

老犬ホームでは、お預かりの体制・健康と医療のサポート・日常の介助・ご家族との連絡の4カテゴリでサービスが提供されるのが一般的です。

お預かりの体制

  • 24時間の見守り(夜間スタッフの常駐、または遠隔モニタリング)
  • 個別ケージ・小グループ・自由行動エリアなど、預かり方の設計
  • 散歩やお散歩室での運動時間

健康・医療のサポート

  • 提携動物病院との連携(かかりつけ医との連絡窓口を含む)
  • 投薬管理(内服・外用・皮下注射などの対応可否は施設ごとに異なります)
  • 持病の管理(心臓病・腎臓病・認知症・関節疾患などへの対応範囲)

日常の介助

  • 排泄介助(おむつ交換・清潔ケア)
  • 食事介助(フードのふやかし・シリンジ給餌など)
  • 歩行補助(ハーネス・スロープなどの利用)

ご家族との連絡・面会

  • 面会(頻度・時間帯・宿泊面会の可否)
  • 写真や動画によるレポート(頻度・LINE・専用アプリなど)
  • 体調変化があった際の連絡ルート

ご家族が優先したい項目を先に決めてから、対応している施設を探すと選びやすくなる傾向があります。

老犬ホームで確認すべきこと

施設の受入可否・体制・日常ケア・家族との関わり・契約費用の5項目を、複数の施設に同じ質問をして比較すると選びやすくなります。

受入可否に関する項目

  • お子の年齢・体重・持病・投薬状況で受入可能か
  • 受入前の健康診断やワクチン接種の要件
  • 寝たきりや認知症の場合の対応範囲

体制に関する項目

  • 夜間スタッフの有無と人数体制
  • 提携動物病院の場所と連絡フロー
  • 体調急変時の対応手順(判断基準・連絡タイミング)

日常のケアに関する項目

  • お子ごとに合わせた食事内容の対応(フードの持ち込み可否・アレルギー対応)
  • 投薬管理の具体的な方法(記録方式・投薬回数)
  • 排泄・散歩・入浴などのスケジュール

ご家族との関わりに関する項目

  • 面会の頻度・時間帯・費用の有無
  • 写真・動画レポートの頻度と方法
  • 電話での問い合わせに応じてもらえる時間帯

契約・費用に関する項目

  • 基本料金と、そこに含まれる項目・含まれない項目
  • 医療費・薬代・食費が別途かかる場合の内訳
  • 契約期間・中途解約時の返金条件
  • キャンセルポリシー

これらは公式サイトに一部しか記載されていないこともあります。同じ質問を複数の施設に投げると、対応方針や説明のわかりやすさが見えてきます。

Care Match で探す

うちのペットの姉妹サービス「Care Match」では、東京都・神奈川県の預け先を地図から探せます。老犬ホームとして分類できている施設はまだ少なく、ペットホテル・動物病院併設などを含めた一覧としてご利用いただけます。上記の確認事項を含むお問い合わせ文面を、ご家族の情報をもとに作成する機能もあります。
Care Match で預け先を探す →

※掲載施設は順次拡大中です。

老犬ホームの費用

老犬ホームの料金は施設ごとに大きく異なるため、本記事では相場や平均金額を提示せず、各施設の公式サイトで最新の料金体系を確認する方針をご案内しています。

料金体系の種類

月額プラン(基本料金+オプション)、終身プラン(入居時一括)、短期プラン(1日・週単位)、デイサービス(時間単位)などの形があります。

基本料金に含まれる範囲

基本料金の範囲は施設ごとに違います。フード代/医療費・薬代/面会時の宿泊費/写真・動画レポートの追加/体調急変時の緊急対応費用が別途になるかは、契約前にご確認ください。

相場・平均を掲載しない方針

単純な平均値の提示は実際の見積もりと乖離する可能性があります。各施設の公式サイトで最新の料金表をご確認いただき、複数施設で見積もりを比較する形をおすすめしています。

動物取扱業登録の確認方法

老犬ホームは動物愛護管理法にもとづく第一種動物取扱業(保管業)の登録が必要で、事業所名・登録番号・有効期間・動物取扱責任者などを掲示する義務があります。

登録番号の見方

登録施設は、事業所名/登録番号/登録年月日・有効期間/動物取扱責任者の氏名/取り扱う動物の種類・数を、玄関・受付・公式サイトなど利用者から見える場所に掲示する義務があります。見当たらない場合は直接お問い合わせいただけます。

登録の種別と Care Match での掲載状況

老犬ホームで確認したいのは「保管業」(他人の動物を預かる事業)です。参考までに、Care Match の東京都・神奈川県 566施設のうち、動物取扱業の登録番号が確認できたのは523施設(92.4%・2026年8月時点)でした。

掲載についての姿勢

この記事の運営元「うちのペット / Care Match」は、公開情報をもとに施設情報を掲載し、掲載停止依頼には確認のうえ順次対応する中立姿勢で運営しています。

  • Care Match の施設情報は、公開情報(公式サイト・パンフレット・地方自治体の公開資料など)をもとに掲載しています
  • 掲載順は SEO や広告目的ではなく、飼い主にとっての選びやすさ(距離・対応可能な条件)を優先しています
  • 施設ごとの評点・ランキング・比較はしていません
  • 掲載停止をご希望の施設は、お問い合わせフォームからご連絡ください。ご連絡いただいた内容は確認のうえ、順次対応します

老犬ホームは高齢期の犬の暮らしを支える大切な受け皿です。読者の方が信頼できる情報にたどり着けるよう、また施設の方が「まっとうな情報媒体だ」と感じていただけるよう、中立の姿勢で運営しています。

参考・出典

関連する読みもの