老犬の食事|量・回数・切り替えタイミングの見取り図

鉛筆画調のシニア犬イラスト(シニア犬の食事|量・回数・切り替えタイミングの決め方のアイキャッチ)
この記事でわかること

上から順に読まなくて大丈夫。気になるところだけどうぞ。

「老犬の食事、そろそろ変えたほうがいい?」——シニア期に入ると、フードの棚を眺めながらそう考える瞬間があります。この記事は、”何を・いつ・どれくらい変えるか”を、押し付けにならないように整理した見取り図です。量の細かい計算・食欲不振の話は、それぞれ専用の記事があるので、必要なところに深掘りしていってください。

目次

シニア期の食事は”何を”変えるか(3つの軸)

シニア期に見直したい食事の軸は、大きく3つあると言われています。

  • :活動量が下がる分、成犬期より少なめが目安になることが多いとされています
  • 回数:1日1〜2回から、2〜3回に分けることを勧められるケースがあると言われています
  • フードの種類:シニア用への切り替え、ウェット・ドライの併用など、消化しやすいものへの見直しが検討されると言われています

量の見直し(詳細は計算ツールへ)

シニア期の食事量は、成犬期より少なめが目安と言われることが多いです。ただし体重・活動量の個体差が大きく、”うちの子に合う量”は計算+観察で見つけていくのが基本と言われています。

体重を入れるだけで1日の目安量が出る計算ツール・体重別の早見表は、専用の記事にまとめました。

回数を分けたほうがよいと言われる理由

シニア犬では、1日の食事回数を分けたほうが消化がしやすいと言われることがあります。

  • 1回あたりの量が少なくなり、消化器の負担が軽くなると言われています
  • 低血糖になりにくいという声もあります
  • 食欲にムラがある子でも、少量ずつなら食べられるケースがあります
  • 薬を飲ませるタイミングが増え、生活リズムに組み込みやすくなるという声もあります

フード切り替えのタイミング(7歳・10歳・症状別)

シニア用フードへの切り替えは、以下のような節目で検討されることが多いと言われています。

7歳前後

小型犬・中型犬でシニア期の入り口と言われる年齢です。まだ元気な子が多く、”少しずつシニア用に慣らしていく”タイミングとされます。急いで切り替える必要はないと言われています。

10歳前後

大型犬・小型犬いずれでもシニア期の中心と言われる年齢です。活動量が下がってきたら、消化しやすいフードへの見直しを検討する飼い主さんが多いようです。

症状が出てきたとき

食欲不振・便がゆるい・体重の変化——こういった変化が続くようなら、フードの切り替えとあわせて、かかりつけ医に相談することが推奨されています。

切り替えの手順(7日間かけて)

フードの切り替えは、7日間程度かけてゆっくり進めるのが安心と言われています。

  • 1〜2日目:新しいフードを1割、今までのフードを9割で混ぜる
  • 3〜4日目:新しいフードを3割、今まで7割
  • 5〜6日目:新しいフードを5〜7割、今まで3〜5割
  • 7日目以降:新しいフードを10割にしていく

ウェット/ドライ/手作りの選び分け

シニア期は、ウェットフード・ドライフード・手作り食のいずれか、または組み合わせで暮らしを整える飼い主さんもいます。

  • ドライフード:保存性が高く、栄養バランスも整えやすいと言われています
  • ウェットフード:水分補給を兼ねられる/においが強く食欲を誘いやすい/噛む力が落ちてきた子に食べやすい、といった声があります
  • 手作り食:素材を選べる自由度がある一方、栄養バランスの管理が難しいと言われています。取り入れる場合は、獣医師や栄養士のアドバイスを受けるケースが多いようです

PRシニア期のフード選びは、”食いつきを優先したい方向け”と”体重管理を意識したい方向け”の2タイプで検討されることが多いと言われています(一例)。

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食欲がない日の対処

シニア期は、食欲にムラが出る日もあると言われています。1日食べなかっただけで慌てる必要はないと言われる一方、数日続くようであればかかりつけ医に相談することが推奨されています。

食欲不振に特化した記事に、家でできる工夫・受診の目安を詳しくまとめました。

気をつけたい成分・与えてはいけないもの

シニア期に限らず、犬に与えると体調を崩す可能性があると言われるものがあります。

  • チョコレート・カカオ製品:中毒の原因になると言われています
  • 玉ねぎ・長ねぎ・にらなどのネギ類:赤血球を壊す可能性があると言われています
  • ぶどう・レーズン:腎機能への影響が指摘されています
  • キシリトール入りの菓子:血糖への急激な影響が指摘されています
  • 人間用の味付けが濃いもの:塩分・脂質の観点で避けたほうがよいとされています

よくある疑問

シニア用フードは何歳から切り替えたらよいですか?
7歳を目安にする飼い主さんが多いと言われていますが、体格・活動量で個体差があります。急いで変える必要はなく、その子の様子を見ながら判断するのが自然です。
1日1回の食事のままでも大丈夫ですか?
問題なく暮らせている子もいますが、シニア期は消化への負担を減らすために2〜3回に分けることを勧められるケースが増えると言われています。
手作り食に切り替えたほうがよいですか?
“そうとは限らない”と言われています。栄養バランスの管理が難しいため、取り入れるならかかりつけ医や栄養士と相談しながら進める飼い主さんが多いようです。
サプリメントは必要ですか?
食事で足りない部分を補うために検討されることはあると言われていますが、”必要か”はその子の状況次第です。サプリメントの選び方 の記事もあわせてどうぞ。

参考・出典

  • 公益社団法人 日本獣医師会(動物医療の一般情報)
  • 一般社団法人 日本動物病院協会(JAHA)(家庭犬の暮らしと医療)
  • AAFCO(Association of American Feed Control Officials)シニア犬栄養基準に関する一般情報
  • 一般社団法人 ペットフード協会 の公開情報
  • 具体的な食事内容・切り替え時期の判断は、必ずかかりつけの動物病院にご相談ください。

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