14年間、いつもそこにいたのに。家に帰っても誰も迎えてくれない。それがこんなに静かなことだとは、知りませんでした。
最初の1ヶ月は、あまり記憶がありません。ご飯を食べていたのかも、正直よくわからない。友達に「元気出して」と言われるたびに、なんか違うな、と思っていました。
転機になったのは、モカの写真を整理した時です。スマホの中に3,000枚以上ありました。くだらないシーン、なんでもないシーン。でも全部、幸せな顔をしていて。
半年経った今、モカのことを思い出して笑える時間が少しずつ増えてきました。悲しいのは変わらないけど、「あの子と過ごした時間は全部、宝物だった」って、ようやく思えるようになっています。無理に忘れる必要はないんだなと思った瞬間です。